1歳児
食事
1歳児期の食事は、食べる事を自分の行為として獲得する為の練習期です。
前期は大人1人:子ども2人を基本に適切な援助を行い、スプーンを持って食べる段階へと進めていきます。
後期は、3、4人が1つのテーブルで一緒に食事をすることで、友達と食べる楽しみが、意欲につながるように進めていきます。
睡眠
2回寝から1回寝へと移行します。
(徐々に午前の睡眠が無くても起きていられる様になります。)
コットの場所はいつも変わることなく同じ場所に置きます。
そうすることで“自分の場所”を認識し安心してゆっくりと睡眠がとれるようになります。
排泄
オムツからパンツへと移行していく過程の時期です。(個人差はある)
徐々におしっこが出たというサインを大人に表しはじめます。
そして、膀胱におしっこが溜まったことの感得、おしっこが出るのを便器まで我慢できる等の獲得が可能になってきます。
トイレットトレーニングの目安の1つとして、オムツがぬれる前に知らせて来るようになったり、誘うと便器で出来る様になってくる等の姿が見られたら、進めていきます。
着脱全面的に介助してもらっていたのが、少しずつ自分でやろうとする気持ちが育ってきます。
まず、パンツやズボンを下ろす事や、服を脱ぐことから始まり、次に、“はく・着る”事へと進んでいきます。
着脱の方法を、言葉や身振りで知らせていく中で、“できた”という喜びや自信を持つことで、意欲が育つ様に促しています。
遊び
身体的に大きな成長発達が見られる時期です。
いろいろな遊びの中で歩く、走る、転がす、投げるなどの基本的な動きを繰り返すことで、身体の様々な発達を促していきます。
また、手、指の動きについても、いろいろな道具や素材に触れることで注目したり、思考力を働かせ、物の認識を高め、一人一人の子どもたちの平衡性や柔軟性が育つように進めていきます。
わらべうた
『わらべうた』は、他の歌に比べると音域が狭い為、小さなクラスの子ども達にも発声がし易く遊びの1つとして取り入れています。
『わらべうた』には、遊びが伴うものも多く、担当保育士と1対1で触れ合うことで情緒の安定をはかり関係を深めていきます。